| 平成22年7月22日 NEW! |
参議院で野党が多数を取ったわけだが、少なくとも自由民主党としては国益を基本に、是は是、非は非として国会対策をすべきだと思う。確かに野党民主党が参議院で過半数を取ったときは、国益なんて政権を取ってから考えればいいんだと、こういう態度で悪逆非道とも言うべき抵抗を試みて国政を停滞させ、その結果政権交代を実現したということがある。
だから、是は是とすると言うと与党ボケしているという批判が一部にある訳だが、それはそれとしてやはり国民の意識が成熟しているということを祈りつつ、国益を基本に、是は是、非は非、話し合える点は話し合って修正する。そういう国会対策を試みるべきだと考えている。
|
| 平成22年7月15日 |
選挙前にも言ったが、菅さんは選挙を経ないで政権が変わることを「政権のたらいまわしだ」と言って非難をし、「そういう時は必ず衆議院を解散して国民の信を問うべきだ」というふうに言っていた。それを取り上げられて「衆議院を解散すべきだ」と迫られたときは、「いや、参議院選があるから参議院で信を問う」と、こういうふうに国会で答えている。
そこまで言ったんだから参議院で負けたら当然総辞職するかと思ったら、総辞職の“そ”の字も出ていないというのは、また長い間野党にいた人の癖で、言うこととやることが違うと、自分に優しく人に厳しいと、こういうことなのかなと思っている。
谷垣さんは心優しい人だから、もう一度チャンスをあげようということで「衆議院を解散して国民の信を問え」ということを言っているが、少なくともそのくらいのことをしないと、これから国民が「菅さんは言うこととやることが違う人だ、自分に優しく人にだけ厳しい人だ」と、こういう先入観を持って菅さんの言うことを聞くことになるので、なかなか政策の遂行がしにくい状況になっていると思う。
これで追い込まれて国民が聞く耳を持たなくなったなどと言うよりは、今解散して国民の信を問うと、こうしたほうがずっと菅さん自身のために良いということをアドバイスしておきたいと思う。
|
| 平成22年6月17日 |
菅さんは野党時代に選挙を経ない政権交代について、「たらい回し」だと言って批判して、そういう場合には必ず衆議院を解散して国民に信を問うべきだということを主張してきた。今、我々は衆議院を解散すべきだ、同日選挙にすべきだと要求してきたが、菅さんは一切それに応じずに国会を閉じて、参議院選挙だけやるということだが、言葉の軽さは鳩山さんと同じだということを自ら証明したことになる。
それだけでなくて、自民党が政権にあったころに政権交代する場合は、必ず本会議の代表質問だけでなくて予算委員会を開いて双方向の議論をして、前内閣のどこを引き継ぎ、どこが違うのか、こういうことを明確にしてきた。そういうことを一切しないで、支持率が高いうちに選挙をやってくれと、参議院のほうからそういう要求があったということも聞くが、最終的には代表である菅さんの責任で、予算委員会もしないで国会を閉じてしまって、選挙に臨むという、まさにこれこそ選挙至上主義だ。
この菅さんたちの目論見をもし成功させるとしたら、民主党の選挙至上主義は永久に改まらない。やはり我々が進歩すると共に、民主党にも進歩してもらう。これが二大政党の良いところであるから、そういうふうになるように期待して選挙戦を戦っていきたいと思う。
今度の選挙を一言で言えば「ボロ隠し選挙」。予算委員会で双方向の議論が行なわれれば、経済無策のボロが見える。安全保障無策のボロが見える。政治と金、その他諸々のボロが見える。そういうボロを一切隠して選挙に臨もうという「ボロ隠し選挙」だ。
|
| 平成22年6月10日 |
新内閣は「小沢隠し」の演出がそれなりに成功していて支持率が上がっている。この脚本・演出をしたのは他ならぬ小沢さん自身だ。
このままでは主要な敵である自民党に参議院選で勝てないということで、鳩山さんを切り、自分は隠れるという決断をした。そして鳩山さん辞任表明の2日後に、代表選挙を設定した。しかも党員投票なしで決めると。その時点で内閣のNo.2であった菅さんの代表・総理ということが決定したということだ。
菅さんはそれに応えてすぐ出馬表明をし、小沢さんのところにも挨拶に行くと言ったのを、小沢さんがそれを断って、自ら「小沢隠れ」を行なった。菅さんが「しばらく静かにしていてほしい」と言うより前に自ら「小沢隠れ」を行なったということだ。
戦略家である小沢さんは主要敵である自民党にまず何が何でもこの参議院選挙で勝つと、あと民主党の中の権力争いはどうにでもなると考えていて、今、着々と小沢さんが考えた方向で進んでいるということだ。
国民の一部には、一部というかかなりの部分で、菅民主党を今度の参議院選で勝たせた方が小沢さんの復権を抑えられると考えている人がいるようだが、それはとんでもないことで、参議院選に勝って独裁・暴走をさらにやり易くなった民主党を小沢さんが牛耳るのか、独裁・暴走がしにくくなった民主党を牛耳るのか、その差であるということを是非多くの人にご理解をいただきたい。
今、菅さんは会期延長すべきかすべきでないかを悩んでいるそうだ。その悩む理由というのが、今すぐやれば支持率上昇の折、参議院選挙に間違いなく勝てるという参議院民主党の人たちの意見と、国民新党との約束、それにはさまれて悩んでいるそうであるが、筋から言っても国民のためから言っても、会期延長して予算委員会を開いて、キッチリ双方向の議論を野党との間でして前政権との違いを明確にしてから選挙をやった方が良いに決まっている。そんなことで悩むとは論客菅の名が泣くというものだろうと思う。
「菅さん逃げるな。隠れるな菅さん。」こういうことである。
|
| 平成22年6月3日 |
鳩山さんの辞職は遅きに失した。普天間を理由にするのであれば、遅くとも日米共同宣言が出た時点で沖縄県民をはじめ、国民に謝って、辞めるべきであった。政治と金の問題で辞めるというのであれば、そもそも鳩山さんは総理大臣になるべきでなかった。この時点で辞めるというのは選挙の為と断じて良い。
小沢さんと刺し違えたことを評価する向きもあるけれども、小沢さんがこれからも闇将軍として君臨することが確実な時に、刺し違えたとはとても言えない。
いずれにしても自民党としては国民に信を問うことを求め続けなければいけない。同時に、選挙準備をおさおさ怠りないようにやっていかなければいけない。
「追い込んで 信を問われて 腰抜かし」という結果にしてはならない。
|
| 平成22年5月27日 |
福島党首が沖縄に行って、改めて反対の姿勢を明確にしたことに対して直嶋経産相が、「火を付けて回るのはいかがか」と不快感を示した。私もそれには同感である。同感であるが、火付けの張本人は鳩山総理であったことを忘れてもらっては困る。選挙中に、当てもないのに「少なくとも県外」ということを言って、多くの人を騙して票を掠め取った。
今になって「できるだけ県外と言ったのに実現できなくて申し訳ない」と言っておられるけれども、「できるだけ県外」ではなくて、「少なくとも県外」と言ったのだ。また、「辺野古の海を埋め立てるのは自然に対する冒涜だ」ということを言ったことについて聞かれて、「むやみに埋め立てるのは冒涜だと言ったんだ」というようなことを仰る。
「ルーピー(愚か)」と外国の新聞に書かれて、「確かに私は愚かかもしれません。だけど愚直にやってまいります」という。「愚か」と「愚直」はちょっと違う言葉だが、巧みに言い換えて物事を誤魔化そうとする。極めて遺憾である。
普天間の移設は仲井真県知事の理解も得て、当時の名護市の市長の理解も得て、もう少しで環境評価が終わって、知事の埋め立て許可も得て、工事が始まり、2014年には間違いなく普天間は移設できる状況であったにもかかわらず、鳩山さんがそれをぶち壊した。
直嶋経産相が福島さんに対して「愉快でない」のの100倍ぐらい、私は鳩山さんに対して愉快でないということはご理解いただけるだろうと思う。
|
| 平成22年5月20日 |
普天間の移設について、また埋め立て案に戻ってきているようだが、過ちて改むるに憚る事なかれと言えば言えるが、あれだけ「県外、県外」と言って沖縄県民をあおり立てておいて、しかも埋め立ては自然に対する冒涜だとまで言っていた鳩山さんの手でこの問題が解決できるとは思えない。
やはり鳩山さんが今やれる最善の一手は、辞任、もしくは衆議院解散、国民の信を問うということだ。
口蹄疫の問題が初動の失敗でここまで拡大してしまった。危機管理こそ政治家の出番である。こういうときに行くべきでないという忠告を振り切って一週間以上も外遊してしまう農水大臣、あるいは風評被害を恐れたためにしっかりした初動が取れなかったという総理大臣。
この能天気さを見て、「政治主導」って何なんだろうなという感を深くしている。
|
| 平成22年5月13日 |
普天間の移設については、鳩山総理自らが設定した5月末の期限までの決着がほぼ不可能ということになったと思う。できなかった場合に、当然のことながら鳩山総理は辞職、もしくは衆議院を解散して衆参同時選挙にするべきだ。
それは約束したことが、期限内にできなかったということだけでなくて、ここまでアメリカの信頼を失い、沖縄の人たちの信頼を失った以上、期限を延ばしたとしても鳩山総理の下でこの問題が決着できるはずがないから、辞任もしくは解散によって国民の信を問う。そのどちらかの道を選択すべきだと思う。
今、政府内では「決着」の意味を曖昧にしたり、あるいは最後まで一生懸命努力しているかのようなことを国民に見せたりすることによってダメージコントロールを図っているが、決着の定義というのは鳩山さん自らがもう既に言っていることであるし、それを曖昧にするということは誰もできないことである。それから、例えば官房長官が徳之島の町会議員とマスコミ注視の下で会談を行ったということであるが、これは努力をしているかのように見せかけるための努力であって、本当の解決に向けた努力ではない。
いずれにしても、5月末までに決着できなかったときは、辞任もしくは解散総選挙で信を問うということが必要になってくる。
|
| 平成22年4月22日 |
昨日の党首討論で普天間の問題が集中的に取り上げられたけれども、この普天間の移設というのは、知事の意見書も出してもらって、前政権の時に地元の要望も聞いた上で現行案を決めたものであって、環境影響評価も順調に進んでいた。この環境影響評価が終わった段階では、微調整を経て、知事の埋め立て許可を貰い、2014年には間違いなく辺野古に移設ができるという状況になっていた。
それを鳩山さんが何の当てもないのに「最低でも県外」ということを選挙中に絶叫して、そして政権を取って日米合意を自らぶち壊してしまった。その結果、2014年移設が危なくなっているという今の状況である。沖縄県民の最大の希望であるのはやはり、一番危険な普天間から移設して欲しいと、これ自体が危なくなっている。
それと同時に日米関係が脆弱化して、米軍による抑止力が弱くなってきている。そういう状況である。この米軍の抑止力によって日本は64年間平和を守ってきたという実績がある訳だから、その平和が、平和を守るということ自体が危なくなってきているわけである。日本人の多数の命が危なくなってきている。
そういう状況について総理の危機感があまりにも足りないと思っている。5月末と言わず、一日でも早く辞任していただくことが日本の国益にかなうと思っている。
それから、鳩山総理が「私たちは努力しているのに国民によく見えていない。もっと見せる努力をしなければいけない」という主旨のことを仰ったようだが、全くナンセンスな反省だと思う。むしろ見せかける努力だけあって実態があまりにもかけ離れていたので、支持率が落ちてきているということではないかと思う。
例えば、人気がある政治家だと見せかけようとして個人献金がたくさんあるかのように、あるいは脱税をごまかすために個人献金を偽装するという、そういう見せかけを作ったけれども実態が違ったということで支持率が落ちてきた。選挙の時に票を取るために、最低でも県外と、いかにも県外に当てがあるかのごとく言って、それが、全く当てがなかったことが分かって、支持率が落ちている。あれもこれもとマニフェストに掲げてそしてその財源は無駄を省けばいくらでも出てくると口を揃えて民主党の人たちが言って、それが実態とあまりにもかけ離れていることが分かって、支持率が落ちてきた。こういうことであるから、この上見せる努力、なんの見せる努力をするんだということだろうと思う。
ただこの見せる努力というのは、民主党の反省、鳩山さんの反省としてはナンセンスだけれども、自民党に対するアドバイスとしては非常に適切なものだと思っている。例えば仕分けみたいなこと、こういうことは前政権下でも概算要求のときに各大臣の指揮の下に無駄を徹底的に省くように努力をし、更に査定において財務大臣の指揮下において財務省が徹底的に査定をする。無駄を省くことをやってきたわけだが、残念ながら私たちには体育館を借りて、テレビを入れてそういうことをやるという知恵がなかった。見せる努力をしなかったという点で抜かったということが言えるかもしれない。これは鳩山さんの反省の弁ではなくて自民党に対するアドバイスとしては非常に良いので私たちも参考にしていかなければいけないと思っている。
|
| 平成22年4月15日 |
オバマ大統領は鳩山総理との公式会談を断って、その代わりに夕食会の席で10分間という、時間を区切って話をしたということだが、「日米関係は大切である、しかしあなたは信頼していないよ」ということを満座の中で、態度で示したのだろうと思う。
ただ、鳩山総理について言えば、その後の会見で我田引水の話をペラペラ喋らなかったことは、今までよりは少しは進歩したかなと思っている。
|
| 平成22年4月1日 |
昨日の党首討論で、鳩山総理は「普天間の移設問題について、命がけで体当たりで行動し、良い成果を上げる」と、5月決着についてそういうことを仰っていた。そのほんの少し前に、今まで再三言っていた3月に政府案を作ることができなかったことについて「3月末というのは法律で決まっているわけでもない。5月に決着をつけることが大事なんだ」と、こういうことを言った。
5月に決着がつかなかったときは「5月末ということは法律で決まっているわけではない。2014年に移設をすることが大事なんだ」と、こういう言い訳が聞こえてくるような感じがした。
いずれにしても鳩山総理が2014年に総理をやっているということは考えられない。
|
| 平成22年3月25日 番町政策研究所 会長挨拶 |
民主党の喜納参議院議員が普天間について、もし県内移設ということになったら鳩山内閣は公約違反の責任を取って総辞職すべきだ、という趣旨のことを言ったそうだ。小沢幹事長も喜納氏に対して、総理は選挙中に県外移設と言ってしまったもんな、ということを言ったそうだ。
ただその限りでは正論だと思うけれども、もし普天間の移設ができないということになって、今まで日本の平和、ひいては日本人の命を守ってきた日米同盟がおかしなことになるとすると、より大きな責任を放棄することになると思う。
そういうことを総合的に考えるのであれば、鳩山総理は県内移設 ―私は現行案が一番良いと思うが― を断行して、そしてその上で責任を取って総辞職されるのが一番良いと思う。これは国民にとっても一番良いことであるが、鳩山総理自身にとっても公約違反の責任をとって辞めた清い政治家と、一部の国民は評価するかもしれないということで、それなりに良いことではないかと思う。
|