| 平成21年7月2日 番町政策研究所 会長挨拶 |
民主党の鳩山党首が個人献金にまつわる虚偽記載を認められたということで、民主党の方たちはこれで幕引きだと、説明責任を果たしたと言っておられるが、これはまさに幕開けではないかと思う。なぜ、こんな大掛かりな虚偽記載が行われたか、その動機について全く明らかになっていない。鳩山さん本人が「たぶんこういうことじゃないかと思う」ということを言っただけで、全く動機が明らかになっていない。
そして、自民党が党首討論を申し込んだことについて、民主党がそれに対して断った。これはまさにこのことを追求されるのが嫌だということで断ったと言われているわけだが、もっと酷いのは、政治資金規正法の改正案を、民主党が提案していながら、審議入りしようというのをその民主党が難色を示している。自ら出した法案について審議拒否するなどというのは前代未聞のことだろうと思うが、まさにこの問題が当然絡んでくるということを嫌がったということだろうと思う。
確かにこの一定の4年間について、2200万のお金について、その8割方が虚偽記載であったということを認められたわけだが、それ以前の時期についてもまだまだ個人献金がある。それから同じ年についても5万円以下の小口献金、匿名献金という形で、まさに他の人と比べて突出した金額が記載されているわけだが、これも常識的に考えれば全部もしくは大部分が嘘であった、小口の匿名献金でなかった、ということが容易に推認できるわけであって、そのことについても鳩山党首はしっかり説明しなければいけないと思う。
鳩山さんは、「これは鳩山個人の問題であって党の問題ではない」というふうに言っておられるそうだが、やはり党首であれば個人の問題は即、党の問題であるというのは、これは自明のことだろうと思う。
いずれにしてもまだ幕は開いたばかりであって、今まで鳩山さんも単なるケアレスミスについてさえも随分厳しく追及してこられた方であるだけに、こういう故意による大規模なものについて説明責任をきちっと果たしていただきたいと切に願う次第である。
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| 平成21年6月25日 番町政策研究所 会長挨拶 |
自民党の党則によれば、国会議員であれば誰でも20人の推薦を受けて総裁候補になることができる。だから、国政選挙において自民党の公認を与えるということは、その人が将来の総裁候補たり得るという認知をするということになる。だから、東国原知事であろうと誰であろうと、党の公認を受けて国政選挙に臨む人は、将来自分が総裁候補になること、あり得べしという意欲と覚悟を持って臨んでもらいたいと思う。ただ、特定の候補について20人の推薦人を集めることについて党が手伝うなどということは、これはあり得ないことであるし、そんな馬鹿げたことを要求している人はいるはずがないと信じている。
骨太についての論議の中で、2200億円の社会保障費抑制について、これはしないという方針転換が示されたことは大変良かったと思う。もっとハッキリ書けという意見もあって、私ももっとハッキリ書いたほうがよかったと思うけれども、ただ、財務大臣もキッチリ表明しているように、方針転換は明らかであるから、そのことはハッキリしているよということを、我々が口頭で国民に伝えていけばいい話だと思っている。
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| 平成21年6月18日 番町政策研究所 会長挨拶 |
昨日の党首討論の中で鳩山党首が、「人の命と財源とどっちが大切か」ということを言っておられたが、とても責任政治家の言葉とは思えない。人の命が大事だからこそ、その、人の命を持続的に守るために持続的な財源をどう見つけようか、と考えるのが責任ある政治家の立場だと思う。財源の曖昧さを指摘されて「人の命と財源とどっちが大切か」と、こういうやり方は、責任政治家ではなくポピュリストのやり方であると言われてもしょうがないのではないかと思う。
いずれにしても党首討論を、国会が続いている限りできるだけ頻繁に、争点はたくさんあるわけだから、やっていってもらいたい。今までやれなかった分も取り戻すぐらいやってもらって、争点をあぶりだしてもらいたいと思う。
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| 平成21年6月11日 番町政策研究所 会長挨拶 |
骨太の方針の素案が出て、党内で議論されているわけだが、社会保障費の2200億円抑制方針、これはキッパリ見直した方が良いと思う。既に限界にきていると言うよりも限界を超えているという状況の中で、麻生内閣ではもう実質見直しに入っているにも拘らず、何で名目だけでもそういうことを続けるのか、私は理解に苦しむところである。
消費税率について試算をしているわけだが、消費税率を上げるときは年金・医療・介護・少子化対策、そういったことに充てる目的税とするということだが、プロはわかっても一般の人が「何だ財政再建のためにするのか、今まで言っていたことは違うのか」と、そういう誤解がないような書き方にしてもらいたいと思う。
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| 平成21年6月4日 番町政策研究所 会長挨拶 |
日本郵政の社長の人事についてだが、この問題を、郵政民営化推進もしくは後退のシンボルと捉える見方は、私はあまり感心しない。郵政民営化というのは、もう法律で決まっているわけであるし、それと同時に、3年後見直しということも法律で決まっている。
政治家の責任において現場の実状を見て、日本国民の利便性がどうなっているか、そういうことを見ながら見直しをするのかしないのか、するとすればどういう見直しをするのか考えていけばいい話だと思う。
西川さんを再任するかしないかということについては、今まで経営者として的確にやってきたのかやってこなかったのか、これから的確にやっていけるのかいけないのか、そういうことを判断基準として判断されればいいと私は思っている。
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| 平成21年5月28日 番町政策研究所 会長挨拶 |
北朝鮮の核実験であるが、こういうときはいつもそうだが、国際社会が連携をして、北朝鮮の指導者たちが、核実験をやって損したなと思うような結果を出さなければいけない。是非、日本政府が主導してそういうことに持っていってもらいたい。
追加制裁を含む安保理決議、もちろん大切であるが、それをいかに各国が実施するかということが大切なんで、特にアメリカ、中国と、北朝鮮に損をさせる能力を持っている国との連携を密にしてそういう形を作ってもらいたい。
今のところ安保理決議等について主導してよくやっていると思うが、そのアフターケアもきっちりやってもらいたい。
昨日の党首討論だが、今まで民主党が逃げ回っていてできなかったのが、実現したという事自体、良かったと思う。それぞれ良い点と悪い点とあったと思うが、1つ、鳩山党首の発言に聞き捨てならない点があったと思う。それは西松事件に関連して「一方は秘書が逮捕され、一方はお咎めなし。これが検察官僚のやることか」と、これはかなり聞き捨てならぬ発言だと思う。官僚政治を批判し、政治家が主導しなければいけないという一般論と、このことを合わせ考えると、民主党が政権を取った暁には、法と証拠に関係なく一方を立件した場合はもう一方も立件するんだと、もう一方が立件できない場合は一方を立件できないようにするんだと、そのように指揮権発動も辞さないと言っているように聞こえる発言であって、看過してはいけない発言だと思っている。
検察は法と証拠に基づいて立件すべきものは立件し、立件すべきでないものは立件しない、こういうことでやっているわけで、私は検察ぐらい、過剰と思えるぐらい両方公平にやらなければいけないと、こうやっていると思うし、ただその結果、法と証拠に基づいて立件するものと立件しないものがあったと、こういうことだと思う。
「これが検察官僚のやることか」そして「政治主導の政治にするんだ」と、この発言を重ねて聞くと、私はかなり危険なものを感じている。
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| 平成21年5月21日 番町政策研究所 会長挨拶 |
民主党の代表選挙だが、小沢さんの構想通りのスケジュールで、構想通りの枠組み、国会議員だけの投票で、そして民主党の中の最大派閥である小沢派の全面的支持の下に、小沢さんの意中の人、鳩山さんが当選された。そして最初の大仕事である人事の中で、当初鳩山さんが考えていなかった、代表代行というポストに、小沢さんの強い要求で小沢さんがなった。それも筆頭の代表代行ということになった。
鳩山さんは傀儡と言われることを極めて嫌がっているわけだが、傀儡批判を払拭するチャンスを自ら捨ててしまっただけでなくて、自ら傀儡であることを態度で示してしまったということだと思う。
それでも代表が変わったことによって一定の目くらまし効果はある。かなり厳しい戦いを強いられると思うので、それぞれ全力を尽くして、何が国民のためになるのか、そのことを、国民のためになるということをキッチリ、それぞれの選挙区で訴えていくということが必要であろうと思う。
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| 平成21年5月14日 番町政策研究所 会長挨拶 |
補正予算も無事、衆議院を通過したこと、ご苦労様でした。
民主党の党首選だが、鳩山さん、岡田さんのいずれかという情勢だそうであるが、いずれにしても良い人を選んでいただいて、そして財源の裏打ちのある政策体系を打ち出していただき、政府与党との間で実のある政策論議ができるように期待をしているところである。
私がこういうことを申し上げるのは、与謝野大臣が民主党の財源論について、アラビアンマジックだというふうに言っておられたが、アラビアンマジックというのはちゃんとタネと仕掛けがあって鳩が出るんだけれども、鳩も出ないような、アラビアンマジックにも至らないような財源論で政策を立てているということだと思う。
私はかつて岡田さんが党首であった頃、国民年金の基礎的部分を全額公費負担すると、その見返りとして消費税率を3%上げると、愚直に訴えていたことに当時敬意を表したことがある。いずれを選ぶかは民主党の方が決められることであるが、いずれの方がなっても、冒頭申し上げたように財源の裏打ちがキッチリあるような政策体系を出していただく、そして政府与党との間で実のある政策論議ができて、その上で選挙で決着を付ける、こういうことが必要だと期待をしているところである。
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| 平成21年5月7日 番町政策研究所 会長挨拶 |
小沢代表が企業団体献金即時禁止ということを言っておられた。これは小沢さん個人にとっては一石二鳥の妙案だということなんだろうと思う。
一つは、小沢さん自身の政治と金の問題から目をそらすことができる。目くらましの効果があるというのが一つである。二つ目は、これが本当に実現すると自民党議員もそうだけれども、多くの民主党議員も政治資金不足に陥って秘書の雇用を維持するのも大変だ。結局既に政治資金を数十億円貯めこんでいる小沢さんに頼らざるを得ない。小沢さんの求心力が著しく高まることになる。
これは小沢さんにとっては一石二鳥の妙案だろうが、日本の民主主義にとって良いのか、日本の国民にとって本当に良いのか、よく考えなければいけない問題だと思う。
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| 平成21年4月23日 番町政策研究所 会長挨拶 |
補正予算と関連法案がこれから提出されるわけだが、やはりできるだけ早く成立させて、景気の底打ち回復につなげていかなければいけないと思う。拙速な審議で良いとは言わないが、ともかく出来るだけ早く成立させる、そのためにはゴールデンウィークといえども、ウィークデーにはきちっと審議をやる、こういう姿勢が必要なんだろうと思う。
かつてトウ小平(トウは都の者が登)さんという人が「黒い猫でも白い猫でも、ネズミを捕る猫は良い猫だ」と、こういう事を言ったことがある。その筆法で言えば、2世だろうが叩き上げだろうが、国民のためになる政治家は良い政治家だという事が言えるんだろうと思う。誰が、良い政治家かそうでないか判断するか、それは当該選挙区の有権者が判断する。有権者が往々にして間違った判断をするから、我々が決めてやろう、国会で決めてやろう、党で決めてやろう、これは本当に国民主権の根本を認識しない出自による差別ということだろうと思う。
昔、中国共産党では地主の子供だとか、資本家の子供だとか、そういう人は中国共産党に入れなかったと聞くが、我が自由で民主的でそして国民主権、有権者の判断を大事にする政党が、かつての中国共産党のような出自によって差別をする政党になってはいけない。そういう意味ではまさに、党の体質の問題だと思う。
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| 平成21年4月16日 番町政策研究所 会長挨拶 |
北朝鮮のミサイル発射について中身の濃い議長声明が取れたということについては、麻生総理、あるいは中曽根外務大臣、伊藤副大臣以下のご努力の賜物で、評価したいと思う。もちろん日本政府は当初安保理決議と言っていたわけだから、願望から言えば大満足と言うわけにはいかないわけだが、一方で中国やロシアが報道向けのメッセージでいいと言っていた中で、中身の濃い議長声明が取れたことは、可能性の追求というところから言えば、よくやったと言えると思う。
これはこれ自身が目的ではなくて、これからが正念場であって、北朝鮮は予想通りIAEAの監視要員を追い出したり、6ヵ国協議はもう終わりだと言ったり、いろいろ瀬戸際政策に出てきているので、これは当然想定の範囲内であるが、これから国際社会がどう結束して、そしてミサイルや核の廃絶、拉致問題の解決に追い込んでいくのか、これからも真剣に取り組んでもらいたい。
森田健作さんが告発されたということであるが、公認も受けていなければ推薦も受けていない、支持も受けていない、党籍証明も得ていない、そういう中で完全無所属と言ったからといって、それが法律に違反するということは常識的に考えられないことである。完全無所属という言い方がフェアであったかどうかということは、言論の世界で争われるということはあり得るかもしれないが、これが法律に違反するということはまずありえない。可能性から言えば、これを告発した側が誣告(ぶこく)罪になる可能性のほうがまだ強いかもしれない。両方ともそんなに強くないかもしれないが。
いずれにしても言論で争うべきことを、告発し、そのことをメディアに売るというやり方、よくある手口であるが、あんまり感心したやり方ではないと思っている。
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| 平成21年4月9日 番町政策研究所 会長挨拶 |
北朝鮮のミサイル発射についてであるが、政府はこれを「飛翔体」と当初言っていたわけだが、やっと「ミサイル」というふうに統一できたようであって、当然のことだと思う。98年にテポドン1号が発射されたときに、今と全く同じで、北朝鮮は人工衛星だと言い、日本はミサイルだと言い、アメリカももしかしたら弾頭に人工衛星が付いていたかもしれないと言うような状況の中で、安保理の議長声明の中で飛翔体という言葉を使ったことがあるわけだが、その後日米韓の外相会議で、これは弾頭に人工衛星が付いていようがいまいがミサイル技術そのものなんで、ミサイル発射と言うべきだということについてオルブライト国務長官、あるいは洪淳瑛(ホン・スニョン)外交通商部長も納得して、少なくとも日米韓ではミサイル発射という言葉を使うということになった。それを主導した日本政府が、今頃、飛翔体などという言葉を何で使うんだろうと思っていたが、やっとミサイル発射ということに落ち着いたということは、当然の事ながら良かったと思う。
どこかのテレビ局でどの程度正確な世論調査かどうか分からないが、人工衛星ならば仕方がない―30%なんて出していたが、これもとんでもないことである。核だとか、あるいはその運搬手段のミサイル、そういうものについては平和利用だという形だけ作っても本当にそれが大量破壊兵器として機能しないかどうか、疑わしきは罰する、自ら潔白であることを実証した国だけが許されるというのが国際社会の鉄則である。この、弾頭に人工衛星が付いていたかいないかなんていうのは2の次3の次の話である。
もちろん自分たちのそういうことを探知、分析能力を高めるために人工衛星が付いていたかどうかということをしっかり見定める必要はあるけれども、法的に、あるいは外交的にそれは付いていようが付いていまいが同じだということだ。そこは誤解がないように政府与党としても国民にもしっかり説明していくことが必要だと思う。
それから、2度と発射させないということが大切であるが、これは北朝鮮の指導者が、撃って得したと思うような状況になればまた撃つし、撃って損したという状況になればもう撃たないと、こういうことであるから、撃って損したねと北朝鮮の指導者が思うような状況を国際社会連携の上で作っていく、それを日本が主導していかなければいけないということである。国連安保理の場もあるし、あるいは日米韓の連携、あるいは6ヵ国協議、いろいろあるけれども、そういう中でそういう状況を作っていく、そう簡単なことではないが、粘り強く作っていくことが必要だと思う。日本がそういうことを主導するわけだから、日本政府自身としてもできることはきちっとやるということが必要だと思う。
経済危機対策についてであるが、当面の底割れを防ぐということと、中長期的な成長戦略、未来への投資をきっちりやる。それから安心と活力、そういったことに比較的良い弾がそろっていて15兆円ということであるから、欲を言えばキリはないんだけれども比較的良い物ができたかなと、90点はあげられるのではないかなと思う。これから大切なことは、この経済危機対策に基づく補正予算を早く通し、早く着実に実施していくということである。
政治は生き物であるから、国会の審議中に野党が余り無理な抵抗をすれば、それは何があるか分からないということは言えるわけであるが、少なくとも政府与党とすれば確実に通す、そして早期に着実に実施していくという意気込みで事に当たるべきだと思う。
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| 平成21年4月2日 番町政策研究所 2009躍進の集い 主催者挨拶として |
皆さんこんばんは。今年も躍進の集いを開催いたしましたところ、かくも大勢の皆様方にご参加いただきまして、そして私たちのグループを物心共に支えていただいておりますことを、心から感謝を申し上げるものでございます。
私たちのグループは、決して大きくはありません。一部の人は弱小派閥と悪口を言うところでありますが、小ではあっても弱ではない。私を除けばそれぞれ一騎当千、少数精鋭の集団でございます。力を合わせて、今までも安心と夢のある日本を作るために全力を尽くしてまいりましたし、これからも全力を尽くしていく所存でございます。
当面やらなければいけないことは、まず景気対策、経済対策であります。供給能力よりも需要が20兆から30兆少ない、この需給ギャップを埋めていかなければなりません。大型経済対策、大型補正予算が急がれるゆえんでございます。もちろんこの需給ギャップを何でもいいから埋めれば良いというわけではありません。ケインズが言うところの賢い支出によって埋めていく、このことが大切であります。
例えば、これから人類の存亡を左右するかもしれない環境関連とか、あるいは日本人の飯の種にしていかなければいけない科学技術、あるいは国民の安心、そのための介護だとか医療だとか、あるいは保育だとか、そういったお金さえ出せばすぐにも需要になる、そういったものにはどんどん補正予算でつけていかなければならないわけであります。
そして従来型の公共事業でも、明らかにコストよりもベネフィット、支出よりも便益が大きい、いつかやらなければいけない公共事業は、こういう景気が悪いときに前倒ししてやる。どんなに単年度の財政赤字が増えても、それが賢い支出である以上、心配は要らないわけです。景気が良くなってからやるよりも、いつかやらなければいけない公共事業であれば、今やったほうが金利も安いし、人件費も安いし、あるいは資材費も安い。中長期的には財政再建の観点だけから言っても、今やったほうが良い。こういうことであります。
今、大型の景気対策、大型の補正予算を組んで、早く通す。早く実施する。そのことが必要であります。大型の補正予算が通ったときに、解散する必要最小限度の条件は整う。それが十分であるかどうかは、その時点で麻生総理が経済状況等を見ながら判断する。こういうことになるわけであります。これが普通のシナリオです。
普通でない非常識なシナリオ、これは補正予算審議が野党の非常識なやり方によって邪魔されて引き延ばされる。そのような状況のときは常識的でないシナリオがあるかもしれないということを麻生総理はおっしゃったわけであり、一部の野党が反発しているような、挑発でもなんでもない、当たり前のことを当たり前に言ったわけでありますが、私は補正予算が通って、そして常識的なシナリオが選ばれることを、そういう状況を作ることを与野党共していただきたいと、心から願っている次第でございます。
民主党の人は声高に、政権交代、こういうことを言うわけでありますが、あの党に政権交代させることは時期尚早であります。言うこととやることが違う党だからであります。生活第一と謳いながら実際は政局第一で国民生活の足を引っ張っている。選挙と金の問題についても、言うこととやることが違います。日米安保についても、民主党の幹事長は駐留なき安保と言ってきた。代表は第七艦隊さえあれば十分だと、こういうことをおっしゃる。私は民主党の議員に言ったことがあるんです。そんなアメリカを心配させて北朝鮮を喜ばせるようなことを言っちゃ駄目だ、そう言いましたらその民主党の議員が言ったのは、長州だって攘夷、攘夷と言って政権取ったら開国したじゃないか、私が長州の人だからそう言ったのかどうか知りませんけれども、そういう風に言いました。いや、言うこととやることが別だから心配するなと、こういう風に言っているように聞こえたわけでありますが、そういう言うこととやることが別の党に政権を取らすということは非常に危険なことであります。
いずれにしても、私たち少数ではありますけれども、山椒は小粒でピリリと辛い。しっかりと安心と夢のある日本、その実現のために皆さんと力を合わせて全力を尽くしていくことをお誓い申し上げまして、本日の御礼の言葉といたします。ありがとうございました。
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